仮想通貨あれこれ：４月１日からトラベルルール導入
２０２２年４月１日から『トラベルルール』とやらが導入されるとのこと。
トラベルルールとは？
トラベルルールとは「暗号資産交換業者は、送付依頼人と受取人に関する一定の事項を、送付先となる受取人側の暗号資産交換業者に通知しなければならない」というルールで、簡単に言うと『送る人と受け取る人の情報を提示しなさい』『送り先がわからない相手には送金はNG』という事です。
日ごろ使っている銀行の送金と同じルールになると考えたらわかりやすいですね☆
実はこれ、2021年4月に金融庁から日本暗号資産取引協会（国内の仮想通貨ルールを管轄する所）へトラベルルールの導入要請があり導入に至ったようです。
要は金融庁からの圧力ですね(;´･ω･)
目的としては２つあると私は考えます。
- マネーロンダリング対策
- 詐欺などの不正送金対策
仮想通貨はその性質上どうしてもこの２点に利用されてしまいます。そこにSTOPを掛けようという事なのでしょう。
日本人・・・結構詐欺にあってますからね( ﾉД`)
今回導入されるトラベルルールは２つあり「移転関連情報の申告」と「移転関連情報の通知」になります。
４月１日より必要になる情報は？その①移転関連情報の申告
４月１日より提示が求められる情報が以下になります。
送金時に必要となる情報
- 受取人の氏名
- 受取人のために暗号資産の送付を受ける暗号資産交換業者（受取側の暗号資産交換業者）の有無
- 受取側の暗号資産交換業者がある場合はその名称
これらの情報を送金元の仮想通貨取引所に伝えないと出金手続きに応じてくれないとの事。
犯罪抑制のためとはいえ気軽に送金ができる仮想通貨のメリットを大きく削ぐ事になるので残念ですね。まあルールはルールなので仕方ありません。
４月１日より必要になる情報は？その②移転関連情報の通知
一定の条件を満たした場合には、追加情報が通知される事になるとの事。
この通知されると言う表現をしたのは、
国内仮想通貨取引所（送付元）➡国内仮想通貨取引所（受取先）へ通知されるからです。
- 自分名義の国内仮想通貨取引所ウォレットへ
- ＢＴＣまたはＥＴＨを
- １０万円以上を資金移動する場合。
必要となる情報
- 送付依頼人としての利用者ご自身の氏名、住所又は顧客識別番号
- 送付元の暗号資産アドレス
- 受取人としての利用者ご自身の氏名及び送付先暗号資産アドレス
１０月１日にも項目追加の予定
さらに１０月１日には提示情報が追加される予定だそう。
追加予定とされている項目（未確定）
- 受取人の住所
- 送金する目的
これらも追加となるともう完全に『銀行』ですね。送金する目的を聞かれるのであれば銀行より厳しい気が・・・
今後も段階的に締め付けが厳しくなると予想・・・
今のところ１０月１日までの情報しか出ていませんが、それ以降も徐々に規制強化の動きが出てくるのではないかと思います。
まあ日本国内で仮想通貨扱いたいならルールに従え、と言われたらその通りですが、現金並みかそれ以上に規制を強化するなら是非とも税率もそれ相応にしてもらわないと仮想通貨文化が衰退しちゃいますよね。昨今のキャッシュレス化を逆行に向かう流れです。
日本での仮想通貨の保有をNGとしていないのですから、お上にはさじ加減を上手に行ってもらいたいものです。
私eightへのメッセージはこちらまで
LINE＠ http://nav.cx/b5HCyeU
ID：@oqx0664x