いまさら聞けない:仮想通貨(暗号資産)ってどういう仕組み?
仮想通貨ってどういう仕組みなのか、仮想通貨ってブロックチェーンが・・・と言う深い難しい内容の前に現実通貨(貨幣・通貨)と仮想通貨は何が違うのか?というお話を考えてみたいと思います(^^)
そもそも通貨とは?
仮想通貨の仕組みを考える際に、まず通貨の意味を考えることが始めてみましょう!
現実通貨(貨幣・通貨)の場合は
当たり前のことですが、通貨とは商品やサービスを購入する時に使用するものです。その価値は多くの人が共通認識として持っています。
例えば、日本円で1万円の価値は日本国内であれば東京でも沖縄でも同じ価値を持っていますよね。日本全国で1万円の支払いとなったら1万円以上も以下も価値は変わりません。
しかし、1万円をドルにすると何ドルになるか?を考えることが、為替相場の成立につながります。
つまり、日本国内だけで通貨を使用するだけであれば、為替を意識することはありませんが、海外で使用する場合に当然日本通貨のままでは使用することができず、急に為替が関係してくる訳です。
アメリカ国内で100ドルの支払いを求められたとしたら、その場で100ドル支払うことには変わりはありませんが、日本円に換算すると10000円の時もあれば12000円の時もあるわけです。
それぞれの国の通貨には、為替相場がありいろいろな情勢を踏まえた通貨価値が存在します。それによって日本円と米ドルだったら幾ら・ユーロと米ドルだったら幾らといった通貨価格が決まってきます。
仮想通貨(暗号資産)の場合は
それでは仮想通貨の場合はどうでしょうか?
まず仮想通貨は今現在ではどこの国にも属していないものが基本ですので、どこかの国に発行権があるものではありません。そして仮想通貨の存在や価値をどこの国が保証するものでもありません。ただ保証していない代わりに、国境と言う概念がありません。
『国境がなくどこの国のものでもない』つまり世界中で同じ価値を持っていると考えて良いのではないでしょうか?
例えば現実通貨であれば、日本とアメリカでビジネスをする場合、売る方も買う方も為替相場を意識しています。
理由はその差額が直接利益に影響するからです。大きな取引額になればなるほどその損益差は大きくなります。過度に円高や円安が進むとニュースで話題になると思います。あれは為替相場次第で輸入・輸出どちらの立場によるかで大きな損得が生まれるからなのです。
仮想通貨には為替相場は関係しない
しかし、仮想通貨だけでビジネスをすることができれば、そのような心配がなくなります。仮想通貨は全世界で同じ価格で推移しています。
ビットコイン/日本円 でも ビットコイン/米ドル でもJPYかUSDか表記が違うだけで価格は同じなのです。
それが仮想通貨のメリットであり今後の発展を期待している点です。それを期待して仮想通貨の売買をしている人が増えているのでしょう。
現実通貨で存在する通貨で同様の考え方を持っているものが、【ユーロ】です。ユーロはEU(欧州連合)が保証する通貨でユーロ加盟国であればどこの国に移動しても同じユーロを使用して買い物やサービスを行うことができます。その国の物価には左右されるものの為替相場は気にせず使用することが可能です。ユーロの存在によってユーロ圏内では、物流やサービスの提供がスムーズに行われるようになりました。
これの全世界版となる可能性を秘めているものが、そう『仮想通貨』なのです!
結論:現実通貨も仮想通貨も同じもの
結論として、現実通貨と仮想通貨の仕組みは何も変わりません。
発行元が違う(国か国ではないか)ことや、硬貨や紙幣などの物理的な形を持たないという事だけです。
日ごろから現金をほぼ持たずに、キャッシュレス決済やクレジットカード決済をしているなら、物理的な形は意味を持ちません。支払額に応じて銀行から自国通貨が引き落とされるか・ウォレットから仮想通貨が引き落とされるかの違いだけです。
そしてユーロの様な共通通貨の全世界版になれるかどうか期待されているものが仮想通貨なのです。
私eightへのメッセージはこちらまで
LINE@ http://nav.cx/b5HCyeU
ID:@oqx0664x